雑記ブログ

看護が好きじゃないと、看護師になってはいけないのか?

看護師になると、看護感を求められることが多いです。そのため、看護学生の時には戴帽式をやります。はたして、看護が好きじゃないと看護師になってはいけないのか?私の意見を話していきます。

私の看護感

私には看護感はないです。看護師になったきっかけは、「給料が安定している」、「転職に困らない」、「国家資格のため、手に職をつけられる」など、経済的な理由が主です。そのため、「どうして看護師になったの?」と質問され、答えるとよく苦笑いをされます。看護師の世界は、看護に熱い人が多いです。とても仕事熱心で、患者思いの看護師が多いです。その中で生きていくのは、しんどいです。とても温度差を感じます。しかし、一生懸命な人ほど、心や体が疲れてしまい、辞めていきます。または、結婚や出産をキッカケに辞めていきます。どんなに、素晴らしい看護感をもっていても続けられなければ意味がないと思います。こんな私でも、看護感が無いと苦しんだ時期があります。この業界で働くには、看護感が必要と思っていました。好きな分野・認定看護師・専門看護師・資格などを調べました。根本的に看護に興味がないので、時間とお金を使ってまでスキルアップをしたいとも思いませんでした。今では、看護感がないことが、私の看護感となりました。

看護が好き?

私は看護は好きじゃないです。ただの収入を得るために仕事に過ぎません。そのため、患者・家族と関わることは苦手です。その代わり、事務作業や検査・処置介助・業務改善などの仕事は好きです。看護師は患者と関わる時間は長いと言われています。しかし、それは本当でしょうか?ベッドサイドに行く機会は他の職種より気軽にいけます。では患者と関わる時間は、検温・観察・環境整備・ケアなどを行うと30分程で終わります。そこに、ベッドサイドでパソコンの入力をすれば、もうちょっと伸びます。リハビリスタッフの方が、ナースコールで作業を中断することなく、じっくり関わるためリハビリスタッフの方が関わる時間を長いと思います。看護師として働くには、看護が好きな方が良いと思います。その方が、仲間も増え、スキルアップのモチベーションにもなります。しかし、看護が好きじゃなくても問題ないと思います。看護師は患者と関わること以外にも、事務作業・委員会活動・教育など多くの業務があるため、その中で好きな分野をみつければいいと思います。患者や家族と関わるのが好きなら、そこに時間を使えばいい。患者・家族との関りが苦手なら、他の作業を頑張ればいい。ただそれだけです。

このまま、看護師を続ける?

40歳・50歳・60歳になっても、病棟業務で夜勤を続けるのは体力的に難しいと思います。今でさえ、夜勤が辛くなってきました。そのため、日勤が多い部署への配置転換や転職も必要なのかなとも思っています。しかし、看護の世界しかしらない私が、他の業界で働くのはとても勇気がいります。特別な資格やスキルはないので、やはりこのままこの看護師を続けていくのかと諦めています。

ABOUT ME
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外科・整形外科・内科・小児科・産婦人科の領域を経験した、男性看護師。看護師歴10年以上あり、排泄ケア・二次性骨折予防・看護学生指導など、多くの役割を担っている。看護には、あまり興味はないが独特の視点で看護について考えていきます。